『鈴木宗男』

　「日本一ダーティーな政治家」と呼ばれ、次から次へと○○○まがいのあこぎな所業も取りざたされて いる鈴木宗男氏。
しかも仲が良いのが松山千春！　やっぱり○○○つながりじゃん！(いや、そういうもん でもないか)
　その名前が雑誌の広告に踊っていれば、売り上げが桁違いなんだそうだ。
皆、このおっさん には興味があるのだ。掘っても掘ってもいろんなものが出てくるから。 元ファイト編集長ならば「底が丸見えの底なし沼」といったところか。
　この人が注目されるようになったのは、田中真紀子が外務大臣になってからのことだ。それまではこん なおっさん誰も知らなかったでしょ。しかし、以前から奴は外務省にのさばっていたのである。歴代の外務大臣のときはこんなにモメなかった。ってことは、田中真紀子さえこなければ、外務省は「ムネオ省」 だったのだ。いかに今までの外務大臣が素直にいうことを聞いていたことのほうが問題であり、現職の外務大臣に10年前の話をほじくり返してネチネチ言う野党もどうかと思うぞ。 こんなアホの坂田にそっくりなおっさんではあるが、娘は彼を「ムネムネ」と呼んでいたんだという。 たぶん彼女は「ムネムネ、車買ってえええ」とか「ムネムネ、おこづかいが足りないのー」とかねだって いたんだろう(娘は金のないときにしか父親に甘えません！)。
　 ムネムネ呼ばわりされたこのオヤジは、たぶんとろけた顔をして、小切手なんかをばしっと切ったりしていたんじゃないだろうか。しかもふだんは 「家庭を顧みなかった」と自分で言ってるくらいだから、言い方を変えれば放任。なんだ、娘にとっては理想の父親だよ(うちの父は金もってなかったからなー)。なるなら政治家、ではなくて政治家の娘だね。
　先頃の会見で彼は大粒の涙を流しながら自民党からの離党を表明した。
「あの涙に男を感じた」というアホな男(たぶんこういう男は高級ホテルで酒を飲みながらでないと女は口説けないと思っている)と、 「泣くくらいならはじめっからそんなことやるな！」という私の意見があるんだが、どうでしょう。
　 女の涙は武器だといって怒られた小泉総理だが、政治家の涙はすべからく汚い。同情を誘っているようで、逆に有権者を引かせていることが多いとだけ書いておこう。

『田中真紀子』

　私は世の中の人が彼女をかばう気持ちがわからない。
　だって、「あの」田中角栄の娘だよ。どこが「庶民派」だよっ！？　確かにスーパーで買い物もするだろう、しかしこの人は子どもの頃から、それなりの地位 の人間が父親にペコペコするのを見て育っている。 そして彼女も少なからず「角栄の娘」としてちやほやされてきただろう。そんな人間がまともな感覚を持っていると思うか。思わんよ。
　 皆、自分の意見を聞いてくれる、聞いてくれないなんて信じらんないと思っている、ただのワガママなお嬢様ではないか。 ちなみに彼女の立候補のきっかけとは、「父が倒れたとき、国は何もしてくれなかった」らしいのだが、 世の中で病に倒れる人間などいくらでもいる。そして、その人たちにくらべれば、絶対にたくさんの得をしているのだ。行き倒れになったわけでもない、相変わらず大豪邸に暮らしているわけだしな。「あの」 田中角栄が倒れたんだから国がなんかしてくれると思いこんでいたことのほうがずっとどうかしているのだ。これがこのお嬢様の思い上がりであり、ムネオごときにカツンと言われて泣いたりする、庶民派を 名乗るのも白々しい実像である。
　 もっとも、この人が外務大臣にならなければムネオの恐るべき実態は明らかにならなかったわけで、ハブVSマングースというよりはハブVSハブで「どっちもどっち」の軍配を上げたいと思う。
　 そういえば、誰だったかなぁ？　この人のことを「性根の部分は女ではなく、意地の悪いオッサン」と 書いていた。そりゃ、女の部分を捨てなければならないときもあっただろう。しかし小泉総理をネチネチネチネチと批判し続けていると、「女の腐ったような奴」と言われちゃうぞ。

『小泉純一郎』

　　こんな60にもなるおっさんに向かって「純ちゃん」はないだろう。
葛西純でさえ「純ちゃん」とは呼 ばない、いや呼びたくないぞ。私の好みで言うと、このトシでこの大量 の髪の毛を伸ばしていると言うだ けでうさんくさくていイヤである。うさんくさい人は好きだけど、これはちょっとゲテモノの範囲だ。
　そもそも私はせいぜい±５までの年齢差が異性としての許容範囲なので、世の中のフィーバー(苦笑)ぶ りにはとてもついていけなかった。いやマジで。当たり前だがこの人は何年も政治の海を泳いできた人なわけで人々が求めていたほど清廉潔白であろうはずがない。それがあからさまになったり、「核弾頭」 田中真紀子を切り捨てたことで支持率は落ちたんだが、そんなもんはじめから期待するほうが間違ってるよ。 ただ、この人の次に総理大臣になる人は、何かと小泉さんにくらべられて大変な思いをするだろう。小泉さんはその前の総理大臣があまりにもヒドすぎたせいで、±0が＋1どころか+5くらいに過大評価さ れていたってこともある。 それにあれだけ世の中にバカにされていた前首相のことを今なお決してバカにせず、それなりにリスペクトしている(姿勢を見せている)あたり、かなりの戦略家であろう。この人が辞めたところで、次の総理に相応しい人もあまりいないようなので、適度にがんばっていただこうかと。

……以下、3月27日加筆。
『辻元清美』

　最初からあまりいい感じの印象がなかった。それはなぜかというと、「自分が一番正しいのだ」って態度が、言動から滲み出ていたから。へー、じゃああなたは名前の通 り、とっても清く正しい美しい人なのですね、と冷たく思っていたならば、秘書給与問題ですっかり威勢のよさをなくしてしまった。 なんだね、あの辞職会見は。自分でつっこむ隙を与えまくりではないか。この人はたぶん、「自分のことを国民はわかってくれる」と思ってテレビに最後まで出たんだと思う。しかしだね、ピースボートとや らがどれくらい立派なものか知らないが、世界の紛争をその目で見てきただけの人がそんなに偉いとは思 えないのだ。足下の日本が見えてないんだから。 ネットで軽く調べてみたらば、あの恐いもの知らずな言動も、ただ会社組織に属したことがない無知からくるものだとわかったし、とても書けない話もいろいろ出てきた。興味がある人は調べてみよう。はっきりいって、鈴木宗男なんかかわいいものだ。そして彼はまだ彼女よりはまともな気がする。やり方はどうであれ、自分の腕と頭を使ってきた人だ。田中角栄も多かれ少なかれそういう人だったし。鈴木宗男が 証人喚問でこの人のときだけはムキになった気持ちが、少しわかった。
　 これはピースボートに限らないんだが、ボランティアって結局「ごっつぁん体質」なんだよね。自分が働きもしないで人が働いた金だけもらおうなんて都合がよすぎるってことだ。冷たくてすまんね。私は見知らぬ 人を金銭的に助けてあげるほど余裕がないんでね。 つまり、まだムネオは便宜をはかっていただけましだった。いやなレベル比べになるのは致し方なし。
　どっちにしろ、こういう女性とはお友達になれないな…

『最後に』

　私はここで声を大にして言いたいことがある。 「すべての公務員はサービス業に従事する期間を少なくとも1年はもうけよ」 国会議員も地方公務員もすべてだ！
　公務員というだけで、皆さん態度が大きすぎる！　元・公務員で 今は天下ってるオッサンを知っているが、人は顎で使うものと信じているらしい。こんなアホを次々と製造するのがお役所なのだ。いくら体質改善といっても、建物から出てこないようではどうにもならないだろう。 暑い日も寒い日も１つ１つの商品を、血の滲むような努力をして売り、10円100円単位 の売り上げに 対して「ありがとうございました」と頭を下げ、言い掛かりとしかいえないクレームにも「ごもっともで す。申し訳ありません」と謝る人々の気持ちからまず知るべきだ。そして、そうやって汗水たらして働い た金を「税金」として吸い上げられる気持ちもな。それがわかれば、税金のチョロマカシも半減するはず だ。 国民の生活を知らずにデフレは困ると言っていてもどうにもならない。
　 経済を知るには、まず現場から。 たまには権力をふりかざされる気持ちを味わってみてはどうかと思うんだが、どうだろう。

3/28/2002　yuka　　 　TOP PAGE