+++++++ carry out23【テーマ曲ハンターがゆく!その8】+++++++

 今回は「come out and playオフスプリング。
 タイトルを聞いてぴんとこなくても、「金ちゃん=金村キンタローのテーマ」といえば
思わずブリブラダンスを踊りだしたくなるに違いない。
 ブリブラダンスとは何か。
 話はそこまでさかのぼる必要はないが、この曲、もとはといえば海援隊時代の船木勝一が使っていた。そもそもはアメリカのレスラーのテーマである(名前忘れた)。それを、船木さんがいただいたみたい。確かに臨海スポーツセンターで聴いた覚えがある。が、そのときはなんとも思わなかった。
 金村ゆきひろ(当時)が使うようになったのはその後のことだ。船木さんと同じということに、気づいていたのかどうか。たまたま、金ちゃんがみちのくプロレスに参戦している試合を、船木さんが解説していたことがあった。当時の金ちゃんは、すでにブリーフ・ブラザーズとしてプロレス界からは嫌悪の的であった。そのとき、船木さんが小さな声で「ボクのほうが先ですからね・・・」とつぶやいたのを聞いて、合点がいった。どこかで 聞いたことがあると思ってたんだよね、と。
 その後、船木さんはWWFに転出。今のアメリカでの活躍は周知の通 りである。私は「日本にいるときに2ショット撮ってて良かった、ふっふっふ。自慢できるぞ」と下心丸出しで思ったりしている(これがすでに自慢)。ちなみにあのときの船木さんはやさしかった(自慢するなって)。
 とにかくこうして、このテーマは金ちゃんのものになったのである。しかしブリーフ・ブラザーズは、あまりのお下品さゆえに長続きしなかった。
 が、ブリブラ以降、お客さんはそのテーマを聞いただけで踊りだすようになった。そもそも金ちゃんはかつてFMWではW☆INGという「外敵」であり、あまりファンに好かれているとは言えなかった。W☆INGを失い、大仁田厚と組むが中途半端なままだった。その後、ファンに愛されるきっかけを作ったのが、このテーマ曲なのである。こういうなりたちは珍しい。
 しかし、それにしてもだ。
 誰が思っただろう、このテーマがBJWの会場で、歓声とともに迎えられる日が来ることを。
 思い返せば2000年のお正月、1月2日恒例の後楽園ホールにやってきた邪道・外道と金ちゃんは、BJWファンからブーイングを浴びていた(もっともFMWに山川竜司が乗り込んだときも、同じようにブーイングで迎えられたのだが)。対抗戦は長続きしなかったが、金ちゃんだけは札幌までやってきて、CZWとの対抗戦に名乗りをあげた。「大日本のほうがやり甲斐がある」とまで言い切った。
 今や金ちゃんは「外敵」ではなく、「頼もしい助っ人」でもなく、「BJWの一員」として誰もが認めている。山川竜司とのハードコアな闘いを通 じて、というよりもBJWの会場、レスラー、控室の雰囲気が、金ちゃんにとってとても居心地が良かったみたい。どんなに激しく血みどろになって闘ってもなかなか報われない(経済的に)あたりも、過去に籍を置き、リングネームにまでつけていたW☆INGに重なるんじゃないだろうか。それはPPVがつき、どこかメジャー感がただようFMWでは味わえないものなのだ。 BJWと交わる機会がなかったら、FMWでの「ハードコアマッチの封印」を認めなかったかもしれない。
 '01年8月19日、横浜文化体育館のメイン終了後。思いもよらなかった葛西純の裏切りに怒号が飛び交う。そのとき、MEN'Sテイオーの合図で「come out and play」がかかってステージの幕が上がる。それだけで会場にはうれしい悲鳴があがり、お客さんはまさにお祭り騒ぎ。ステージに並んだBJWのメンバーの真ん中には、金ちゃんが立っていた。なんとお手軽で、しかし感動的なイリュージョンだろう!
 ひょっとしてこのテーマ、やがて「名曲」に数えられるようになるんじゃないだろうか。このとき、確かに私は鳥肌が立った。会場に行ってもいないのに、何度でも見返すことができるビデオだというのに。
 いや、この曲は絶対に残してほしい。これから先、インディーとか、ハードコアという言葉がなくなってしまったとしても。アメリカのレスラーでもなく、船木勝一でもなく、金村のテーマとして、ハードコアの象徴として残さなければならないと、強く願うのだ。  ちなみにCDは、ちょっと大きめのショップに行けばどこにでも置いてありますんで。苦労することはない。ただ曲も短いので割高感を覚えるかもね。ご希望の方はダビングします。まずメールでご連絡を。
                                                  

10/12/2001 yuka    TOP PAGE

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