+++++++ carry out15【テーマ曲ハンターがゆく! その4】+++++++

         今回はこのHPの主人公である葛西純選手のテーマ曲について書きましょう。

        とにかく彼が使うテーマは、どれもこれもカッコいい!

         デビューして最初に使われていたのは「サンバ・デ・ジャネイロ」だった。お気楽サンバミュージック。

        ルックスが地味だったからか、音楽がハデだった。メキシカンとの試合もよく組まれていたため、

        ルチャのイメージを持たせるためだったのかもしれない。

         そして、金髪にしたあたり(伊東竜二がデビューした頃)から、Hi-STANDARDの「NO HEROES」に変わる。

        そのまんまクラッシュのような音だが、プロレスラーのテーマとしてはちょっと異色で、トンガっていた葛西くんにはぴったりだった。

         ちなみに全編英詞なのだが、その意味はタイトルのとおり「ヒーローはいらない」

        この時点で彼が進むべき道は決まったといっていい。

        当時の彼のポジションは、本間朋晃、シャドウWXらにつけられた「新世代デスマッチ」に対して、

        「ネクストジェネレーション」という呼ばれ方をしていた。次世代。つまりまだ彼の時代ではなかったのである

        そして彼にもまた、「新世代」とは違うデスマッチをしたいという欲求もあった。

        「さわやかではなく、ドロドロしたアングラなデスマッチ」と当時のインタビューで彼は語っている。

        たかがデスマッチといっても、見せ方はいろいろある。深いのだよ。

         で、テーマ曲に話を戻すと、その「ヒーロー」が誰を指すのか? なんて深読みもできる。読みすぎか。

         そして2000年10月。葛西純は大日本を裏切ってCZWについた。テーマ曲は「DEVIL」(COCOBAT)に変わる。

        これまた、カッコいい曲だ。わからん人は読み流してください、彼はそのまんま「死して屍」の人だったのだ。わからんだろうなー、誰も。

         ちなみにCDには、修斗の佐藤ルミナ選手のテーマも入っている。今も使ってるのかどうかは知らないが・・・。

         この曲、「歌詞省略」されている。ナゾだ。「黒い翼を」とかそのくらいしか聞き取れないところもまた良い。

        CZWというハッキリとした「反体制」についたことで、彼は「デスマッチ四天王」により近い存在へとのし上がる。

        しかも彼らの仲間ではなく、対立する敵として。それが最侠タッグリーグ戦・準優勝という結果 になる。

         年が変わり、21世紀になり、BJWを大きな激震が見舞う。クドクドとは書かない。

        ようするに本間くんの離脱である。本間朋晃という、デスマッチに新鮮な刺激を与え続けていた存在が消え、

        その穴を葛西くんが埋めた。この事実には誰も反論できないだろう。本間くんと同じことをするのではなく、

        「デスマッチをする猿」というキャラクターは、ファンを大いに喜ばせた。

         その結果、テーマ曲は現在も使用されているスキッド・ロウの「Monkey Business」に

        サルの歌といえばゴダイゴの「モンキーマジック」だが、あいにくこの曲はそれまでに何人もの選手が使っていた。

         ザンディグ親分もロウを使っているので、ひょっとしたら「カッサーイ、コレ使ウトイイヨ」なんて、勧めたのかもしれない。

        ベストアルバムを買えば親分も葛西くんのテーマも収録されていてちょっとお得な気分である。

         さて、このテーマ。イントロはいかにも危なそうな人が出てくる感じもまたカッコいいのだが、

        訳詞を読んでいると、実にイカレている

         クレイジーは彼にとって、最高のホメ言葉なのだ。彼がなりたいのは正義の味方ではなくて、

        いにしえに憧れたような怪しいレスラーである。私は何度も葛西くんをカッコいいと言ってきたが、

        このカッコいいというのは決して俳優やミュージシャンに対する、上っ面だけのカッコよさではなくて、

        その生き方を指している。ようするに、反主流。最近のレスラーが無駄を省いた試合をする傾向にあって、

        彼の試合はほとんど無駄だらけである。でなければ、裸足で有刺鉄線を巻きつけたロープの上を自分から歩いたりはしない。

         しかし、それを面と向かって咎める人がいないのもまた事実。皆はひそかに、こういうレスラーを待っていたのだ。

        だからどんなにワルいことをしても、お客さんは楽しそうに見ているのである。

         さすがHPの主人公。語れるなあ私。

         テーマ曲ハンター的には、どの曲も簡単に入手できるので苦労はない。苦労がなければ思い入れもない、ってわけでもない。

        ただ、テーマ曲というのは何年も聞き続けて味が出てくるものなので、

        1年で3回も変えられてしまうとちょっぴり悲しい。

        名テーマ、と呼ばれるものは年季が入ってナンボなのだ。この話についてはまた今度。

                                                        8/29/2001 yuka     TOP PAGE


トップページ 葛西純と心中♪(掲示板) BJW葛西純選手プロフィール フォトギャラリー 全戦歴データベース yukaのひとり語り LINK 沼澤組



(C)2001 SARUWORLD. All rights reserved. ●WEB MASTER yuka ●Design gaja
本サイト内の画像及び文章、ページの複製などは一切お断り致します

メールはこちらから ※自動メールアドレス取得ソフト対策してます。お手数ですが?の部分を@に変えて返信して下さい。スパムメール反対!

 



 




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送